健幸コラム 第八話 【健幸を目指す生き方へ】
昔の人は知っていた!
日本語の偉大さ!カラダの部位を含んだ慣用句がスゴイ
月を編に持つ漢字が、身体の部位に多く使われています。この編を「にくづき」と言います。思いつく限りの漢字を列挙してみると、
- 表面:腰、胸、腕、肚、腹、脚、臀、肩など
- 内臓:腸、肛門、膵臓、肝臓、嚢胃など
これらの言葉は一般的なので、皆さんもお聞きになったことがあるかと思います。私がいつも感動することは、これらの漢字を用いた慣用句が、その身体部位の大切さをまさに表しているのです。例えば、"腰"(こし)は、身体の中心部分にあり、どのような動作をするにも不可欠な身体部位です。四肢がなくても人は生きていけますが、腰が無くて生きている人はいません。まさに、「要(かなめ)」なのです。人が気合いを入れて何かに取り組もうとするとき、「本腰を入れる」と言ったりしますし、敵対した相手にひるんだとき、「弱腰になる」と言ったりします。
"腰"の反対側の"腹"(はら)も同様で、何かを決意したり心を決めた時に、「腹を据えて」と言ったり、納得した時などに「腹に落ちる」と言ったり、決心、納得など、心の状態が定まった場合に活用されるのが"腹"なのです。他にも、肝心要(かんじんかなめ)というときは、肝臓・心臓・腰と言った重要な部位を集めた言葉で構成されています(肝腎要:腎臓を使うときもある)。身体の部位を用いた言葉は、身体の大切な役割と連動していることに気づきます。昔の人たちは、こう言った言葉を作ったということは、自分たちの身体のことを十二分に理解していたのだなと思うわけです。とにかくあっぱれです。(次号に続く)
日本国技である相撲こそ最強の格闘技!
私は、大学生時代にアメリカンフットボール部に所属していました。ヘルメットやショルダーと呼ばれる防具を身につけ、オフェンスとディフェンスが激しくぶつかりあい、試合は展開されます。だからこそ、怪我の発生が非常に多く、私自身も頚椎を痛めたことがありました。まさに、ボールを用いた格闘技ですね。
大学でアメリカンフットボールを経験した私は、小さい頃から見ていた日本の国技である相撲への関心が変わりました。一言で言うと、「相撲こそ、最強の格闘技」であると思ったのです。わずか直径4.55メートルの土俵の上で力士らはぶつかり合う。身につけているのはたったのまわしだけ。生身の肉体と肉体が、衝突する際の力は、約2トンとも言われています。その激しい衝撃を受け止める力士たちは、必ず四股踏みをするのです。
日本では1500年以上も前から相撲がおこなわれており、古い資料の絵にも、四股踏みをする姿が描かれています。本コラムをお読みの方で、日々の生活で相撲をとる方はおそらくいらっしゃらないと思いますが、是非とも四股踏みはして欲しいのです。四股踏みをすることで、大腿四頭筋、腸腰筋や大臀筋、中臀筋、内転筋、股関節周囲の深層外旋六筋など、骨盤周囲の筋肉が発達するため、強靭な身体を築き上げることができます。座り仕事が多く、移動も多い現代人こそ、四股踏みをおこなうエクササイズで足腰を強くして欲しいです。ネット上には四股踏み関連のエクササイズを発信している方も多くいますので、是非ご検索を!
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